保革(保湿)オイルの選び方FEATURE

グローブのコンディションで選ぶ

グローブのコンディションで選ぶ 保革(保湿)オイルの選び方

前回の記事では「クリーニングオイルの選び方」を紹介しました。

今回はメンテナンスの最後に、グローブを守るために塗る「保革(保湿)オイル」の選び方について解説します。

クリーニングオイルと同じく、保革オイルもグローブの状態によって適したタイプが変わります。この記事を参考に、お持ちのグローブに合ったオイルを見つけてくださいね。

POINT: グローブ用オイルの2つの役割(おさらい)

  • クリーニングオイル 保革(保湿)オイル
  • 前回の記事でも紹介したとおり、グローブ用のオイルには以下の2種類があります。

    ① クリーニングオイル…
    表面の砂やほこり、古いオイルを落とすためのもの
    古いオイルの層により重くなったグローブをリセットする効果もある

    ② 保革(保湿)オイル…
    革を乾燥やひび割れから守り、柔軟性を保つもの
    捕球時のグリップ力向上にも効果がある

    一般的に、新品以外のグローブのお手入れでは、まず「クリーニングオイル」で汚れを落とし、その後に「保革オイル」を塗ります。
    (詳しい手順は グローブが長持ちするメンテナンス術 をご覧ください)

    今回は、この「保革(保湿)オイル」について、グローブのコンディションごとでの選び方を紹介します。

TYPE1

薄く均一に塗りやすい クリームタイプ

  • TYPE1 薄く均一に塗りやすい クリームタイプ
  • クリームタイプは新品のグローブや乾燥・擦れの少ない状態のグローブに最適です。

    伸びがよく扱いやすいため、薄く均一に塗ることで十分な保湿効果を得られます。

    ただし、乾燥や擦れが激しい部分や、全体的に傷みが発生しているグローブではオイルの浸透が早く保湿効果が持続しづらくなります。

    1POINT ADVICE

    Re-Birth グラブマスター 阿部

    過度な乾燥や擦れが大きいの箇所はオイルがすぐ吸収され、塗りにくくなったり保湿効果が下がることもあるため、次に紹介する固形タイプがおすすめです。

TYPE2

乾燥や擦れがあるグローブにおすすめの固形タイプ

  • TYPE2 乾燥や擦れがあるグローブにおすすめの固形タイプ
  • 固形タイプは、乾燥や擦れが生じたグローブに最適です。

    クリームよりも伸びにくい性質がありますが、その分、乾燥や擦れのある箇所にしっかりとオイルの膜を作って保湿します。

    これにより革のダメージを防ぐだけでなく、グリップ力の改善にもつながります。

    1POINT ADVICE

    Re-Birth グラブマスター 阿部

    注意する点は「塗りすぎ」てしまうこと。厚く塗るとグローブが重くなるため、少量ずつをしっかり伸ばして塗るのがコツです。

TYPE3

広範囲に均一に塗布しやすいスプレータイプ

  • TYPE3 広範囲に均一に塗布しやすいスプレータイプ
  • スプレータイプは、新品購入直後の乾燥や擦れがほとんどない状態のグローブに最適です。

    革への浸透性が高く、革の内部から潤いを与えることができます。
    広範囲に均一に、薄く塗布することが比較的容易なのもポイント。

    一方で、乾燥しているグローブや擦れが生じているグローブでは、スプレー後にその箇所だけオイルがすぐに浸透してしまうため、均一に塗布することが困難になります。

    1POINT ADVICE

    Re-Birth グラブマスター 阿部

    新品購入直後以外のグローブでは、クリームタイプか固形タイプをお使いいただくことがオススメです。

Re-Birthグラブマスターからの
コメント

保革オイルはグローブのコンディションを左右する大切なアイテムです。

それゆえに、当店に持ち込まれるグローブの中には「オイルを塗りすぎて重くなっている」ものも少なくありません。

ポイントはコンディションに合ったタイプを選ぶこと、そして薄く塗ること。この二つを意識するだけで、グローブをより良い状態で長く使うことができますよ!ぜひ試してみてくださいね。

GLOVE MASTER PROFILE

阿部 樹TATSUKI ABE
Re-Birthゴールドグラブマスター 阿部 樹 / TATSUKI ABE
Re-Birthのゴールドグラブマスター。スポーツ系専門学校を卒業後、2022年からグローブ再生の技術習得を開始し、Re-Birthのグラブマスター上級資格の「ゴールド」を最速で取得。また、甲子園出場校の野球部OBでもあり、お客様一人ひとりのニーズに寄り添う接客スタイルで中高生を中心にグローブの型付けアドバイスも積極的に行っている。
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